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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

新聞について考える

・TVと同じく諸悪の根源かもしれない、などという問いが生まれてから40年くらいたった。・毎日毎日特ダネ記事をつくる記者たちには申し訳ないが、生産性向上・経済成長一元主義、差別、選別、戦争体制賛美報道について何の反省も無い。かかわっている個人個人はとても誠実な人もいる。あまり一般論で袋叩きにしていると、こちらが返り討ちにあうかもしれない。でもオレは間違っていないと自分を信頼している。
・どこかで飛行機が墜落すればその日はそのNEWSのみ目立たせて継続的に報道するべきNEWSを報道しないという姿勢が当然のごとく通用している。買うほうも買うほうである。僕は今の日本の新聞の中で個人的に金を払ってまで手に入れる価値或る新聞はわずかだと思う。
・商業新聞の中で、ぼくが誠意を感じるのは東京新聞と毎日新聞である。
・毎日新聞は、BSE(以前は「狂牛病」とされていた)、生活習慣病(・・・)、統合失調症(分裂病)などの表現を変更する際に、社説でそれまで無自覚に使用してきた事実に触れながら自己批判をして、表現を変更する理由について説明してきた。他紙はどうであったか?もうひとつの事例。北九州だったと思うが、小型漁船の船長が遠洋漁業中にエンジントラブルで何週間も漂流しているところを救助された事件の報道が光っていた。他紙は船長のコメントを載せても、記者が勝手に要約したので趣旨が伝わらなかったり、各紙によって同じ事実の評価が違っていたりした。毎日新聞は船長の記者会見コメント全文をそのまま掲載してくれた。彼は1つ1つの言葉をかみ締めながらしゃべった。「不慮の事故で死ぬ思いをしたが今までの満たされた生活で分からなかったことが分かった。道を歩ける、飯が食える、人と話ができる、こんなにすばらしいことなんだという感じ。自分の命は自分だけのものではなくて僕のことを思ってくれるみんなのものでもある。ぼくは生きているようで生かされていることがよくわかりました。」というようなことを。どこかの坊さんか宗教家か、ヨネばあちゃんを思い出してしまう、でしょ?
・東京新聞の「本音のコラム」は、500~550字の時事批評だがなかなか読みごたえがある。今日のライターは鎌田慧(さとし)さん。1970年代に出版した『自動車絶望工場』(トヨタ自動車の期間工体験)は5ヶ国語以上に翻訳された。彼は僕の尊敬するノンフィクションライター。以前彼の家までワンパック野菜を配達していた頃、月1回は家にお邪魔して奥様、息子さん、娘さん(愛)とおしゃべりするのが楽しみだった。彼はいつも仕事で不在だったので1回しかあっていないがお互いに濃い人なので(笑い)きっとおぼえていると思う。「来年で日米安全保障条約59年、すでにとっくの昔に賞味期限(どころか消費期限も・・・イッセー)切れている。」と彼は言う。有史以来、日本国土に外国の軍隊がこれほど長期間駐留した事実は無い。安保体制は恒久平和にとっては無用、軍事基地は無くす方向で両国の話し合いを継続するべきである。間違ってもアフガニスタンなどに「復興支援」派兵させてはならない。民主党さん、米国傀儡の汚職政権(カルザイ大統領)などを表敬訪問してはだめだよ。9.11の証拠無き犯人探しを名目にして独立国を侵略し、インフラをぶち壊した北米+ネオ十字軍達にしっかりと後始末させるべきです。
・というわけで僕は今のマスコミについてとても厳しい意見を持っているが、まだ期待もしている。その役割はとても重い。霞ヶ関よりもTVで民主主義の時代なのだから、がんばれ!マスコミ、発想を転換しよう!社会変革の舞台は地域にあるのですぞ。バナナ売り切れも地域から。
・私食べる人使う人(消費者)と私作る人がひとつになって地域を変えていく。人間って思ったよりも強いんだよ。今まで出来そうも無かったことだってできるかもしれない。コミュニテイを農・食と福祉たすけあい・子育てをテーマにして変えていくんです。コミカフェだってたくさんつながってきたら強いぞ。支援室と地域セカンドリーグが織り成す中間支援ネットワークはちょっと個性的に輝いていきます。ゆっくりと、少しずつ、確実に。
by issei_tachikawa | 2009-12-15 12:28 | 足元から社会を変える(政治・社会革命) | Comments(0)