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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

友達、一期一会

友達、一期一会_c0219972_20313855.jpg一期一会、禅語らしいが、どこまで身につまされて伝わっているか?心もとない。世の中あわただしすぎる。情報が多すぎる。入ってくる情報(経営資源)をデリートできないでたまっていく。つい乱暴なやり方でデリートしてしまう。
毎日100前後のメールをデリートする。中には発信元の名まえで判断することも多い。逆に友達からのメールはきちんと読んで、心を込めて返信している。「もう二度と会えないかもしれない」からだ。そういうと「そんなことないでしょ、またあえますよー。」といわれることが多い。
その人にはわかっているだろうか。いまここで存在しているぼく(空間)は、二度と再現できないんだよということを。その空間は、何人かの人やモノや霊魂で形成されていることもある。その場合はなおさらシビアなのだ。
というわけで昨晩が、10:00から品川で友達と会った。「吉村さん元気ないですね。」といわれて思い当たるのは先週からの酒。2日間続いて胃腸がヤバイ。おまけにテッチャンでゴハンセットがあまりに美味だったので白米の山盛りお代わりをしてしまったために、昨日まで体調が優れなかったのだ。彼は実にするどい。
そのうち話が盛り上がってきて、2.26事件、皇道派、インド解放軍と光機関の共同戦線でイギリス軍を追い出したこと、石井731部隊の実験場跡地(新宿)発見、90歳越えて罪滅ぼしの話をするために全国を回っている元隊員、30年後に2人はどうしてるかなどの話でもりあがり、気がついたら元の元気なオレになっていた。そのことに気がつきながら、友達っていいなと思った。
そいつといると元気をもらえる。これが何よりのプレゼントだ。タモッちゃん、きのうはありがとう。一期一会の話でした。
『禅語』(石井ゆかり、2009年11月、ピエ・ブックス)に面白い文があった。「『また会える』というのは、時間(実数)に対する感覚で、空間(虚数=二乗するとゼロになる)や物体に関する感覚ではない。私たちはそれを、頭の中ですり替えてしまう。このすり替えを『一期一会』という言葉はもとに戻そうとしているように思える。」
今のオレ、今のあなたとオレ、今の俺達はもう二度と帰ってこないのだ。この事実を前向きに捉えると、この出会いを大切にしたい大事にしようとなる。
by issei_tachikawa | 2011-02-25 11:23 | 宗教、科学 | Comments(0)