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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

久しぶりの国分寺労政会館で二本松の現状を聞く

確かチェルノブイリの後にここで集会したときは反原発が基調だった。国立の「むらさきつゆくさ」、立川の「まにあう会」が活躍していた。あれから23年もたったのか!でもまだ原発はなくなっていない。まだまだこれからやることがあるなどと思いながら佐々木さんの話を聞く。

彼は浄土真宗のお寺のお坊さんで、幼稚園の経営もしている。npo法人 TEAM二本松の代表でもある。こどもに外で遊びたいとせがまれるとつらいという。これは良くわかる話だ。何回除染してもなかなか線量は下がらない。根気強く続けるしかないのだろうか。

二本松市の子供たちが外で遊ぶ時は線量計を首から吊るされるのだが、問題なのは数値が出ないことだという。回収した行政はそれを確かめても公表はしない。不安をあおるだけだからと言うのが理由なのらしいが、事故直後のスピーディデータ隠しといい政府の対応は不誠実である。

子供37000人の健康診断結果、16000人にのう胞やしこりが確認されたが、150名の再検査で3名が甲状腺がんと診断され手術したとのこと。しかし次の検査は2年後らしい。これは許されないことだ。それと同時に手術すれば解決するのだろうかと言う疑問も浮かぶ。ちょうど、近藤誠と中村仁一の対談本「どうせ死ぬならがんが良い」を読んだところなので、いっそう疑問が深まる。

いろいろと思い問題を背負ってしまいましたが、参加者127名のなかに、高校生とおもわれる男女が10名いたことはこれからの希望につながるなーと感じました。1人の女子高校生に「誰かに誘われたんですか?」と聞いたら答えは、先生に・・・・でした。今時奇特な先生がいらっしゃるのだなーと気を強くしました。

若者、女性の参加と同時に目立ったのは高齢の女性の参加者でした。80歳の国分寺住民とおっしゃる女性の発言に歴史の重みを感じたのはイッセーだけではないと思います。あと30年活動していたら原発をなくせるだろうか?できるこどうかではなくて、後世の生き物がふツーに暮らせる社会を残して死のう、それでなくてはあまりにも申し訳ない。こうしてしまった責任は俺たちにもあることは間違いないのだから。最善を尽くそう。

◎いよいよ明日、さんきゅうハウス新館おひろめです。スタッフは9:30集合だね。
by issei_tachikawa | 2013-02-23 21:37 | 3.11を忘れないために | Comments(0)