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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

今井ゼミナール同窓会感想

今井ゼミナール同窓会感想_c0219972_20211923.jpgボアソナードタワー(法政大学)25階のゲストルームに20名が集まった。遠くは北海道札幌や香川県高松からの人もいる。去年の2月26日に復活した会なので、なんと40年ぶりでボアソナードタワーの存在すら知らなかった人もいた。「ロッカク校舎はないの?」などと感じた人もいるのではないか。

何しろ久しぶり。1971年卒業の滝田、岡、播谷生きていて良かった。会えてよかった。聞けば3人とも胃がんの手術をしたとのこと。滝田は、どこぞの駅の階段で仰向けに転倒し、頭蓋骨骨折で入院手術し、かろうじて命はとりとめたが歩行が不自由で気の毒。でも、ダイアモンド社の『地球の歩き方』片手に、単身でいろんな国をまわっているとのこと。

今井先生が法政大学に来られたのは1960年代のはじめ、八幡製鉄の管理部門在勤時に『週刊エコノミスト』に書いた記事(産業循環現状分析)がある教授(交通論の広岡さん?)の眼に留まって、招聘されたらしい。

国家の経済過程への介入根拠(国家独占資本主義論、今は封印テーマまたは死語?)に関するツイーーシャンク、井汲卓一、今井則義の「生産関係社会化」説は、コーカイ理論の基礎になりました。(かっての共産党指導部は日和見主義・改良主義の芽を育てる経済学を広められてはいかんと先生らを除名処分にしたのですが、今振り返れば、

革命の要件(恐慌、戦争⇒危機、国家独占資本主義論)
資本主義とは何か、社会主義・共産主義とは何か
社会革命における市場経済の評価
変革の対象としての経済的な国家規定(レーニンの「国家=暴力装置論」の克服
など先見の明も垣間見られた気がします。アマゾンで今井さんの本を3冊注文しました。

それにしてもあれから(60年代末の暴力革命一直線時代)から50年を振り返ってみれば、今の日本でやりのこしたこと、やりたいことは山ほどある。過去のきちんとした総括に執着していたのは30代までかな。今はパルシステムにかかわれて本当にありがたいと感じる。今井さんから教わったことを忘れないでこつこつ歩んでいこうと改めて自分に言い聞かせながら帰って来ました。事務局の藤野さんほか何人かのみなさんには大変お世話になりました。ぜひ来年以降も継続できるように祈っています。

◎二次会で集まった4人の宗教をだしあったら、日蓮宗、浄土真宗2人、神道(日の御教)でした。「他力本願」ホンガンタリキの他について、「人智を超える力」をもつなにか、と考えれば面白い。
■昨年の同窓会の感想については、2012年2月26日のブログを見てくださいね。
by issei_tachikawa | 2013-04-07 06:57 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)