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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

小澤俊哉さんを偲びながら2011年7月16日の記憶

小澤俊哉さんを偲びながら2011年7月16日の記憶_c0219972_2259044.jpg前にブログ掲載したものです。小澤さん(写真左)が語るブラジルもなかなか面白かった。

「ベクトル先生こと、小沢俊哉さんは、KINGで打楽器を担当している。今日は熊で呑みながら、ブラジルの話を聞いた。
・道を聞くと、知らんふりしたりそっけない顔しないで、親切に教えてくれるのだが、そのとおりに行ってもなかなか目的地に到達できない体験をしてわかったこと。「ブラジル人は判ってなくても精一杯教えようとする。当たってるかどうかよりも、誠心誠意のほうが重要視される」という。ほんまかいな、と思いながらみんな大声で笑っている。ぼくも15年位前に長野県内で同じような体験をしたことがあります。
・ブラジルといえばサッカーだが、「手以外は何処使ってもいいんだよ。」と教えるらしい。日本ではどうかな?もしかすると「手を使うとだめだよ。」と言って禁止事項から入る指導者が多い?これもほんまかいな?ですが、判るような気もする。プラス思考vsマイナス思考、メダルの表裏的社会心理学、あれかこれかではなく。
・あと極めつけは駐車場の空きスペースが車の長さぎりぎりだということ。前の車のバックナンバーがつぶれている。どうやら向こうでは、ナンバープレートは消耗品扱いなので、誰もが前の車を押して自分の車を止めるらしい。これは、ローマなどでの体験談とも合致するし、ブラジル以外でもよく見受ける風景らしい。日本の都会車社会文化のほうが世界の例外なのかもしれない。

・途中で、らりちゃんのフルートとベクトル先生のパンヂーロのセッションが始まった。パンデイーロはタンバリンのことで、ブラジルに有名な奏者がいて、彼は直で教わったという。単純な楽器なのだが、とても豊かで多様なリズムを繰り出してくる。「単純だから可能性も無限」というのが彼の持論、サッカーボールの使い方もそうだという。これはうなずける。最も単純なものの中に、最も複雑なものの原型=細胞があるのは当然なのだが、それが奏者の力で表現されてくるところが面白い。その日の気分でいろいろなリズムが聴ける。幸せな気分に浸れたのでした。
・大きなスプーンを2つ、片手で持って膝とか頭に当てながら手のひらでたたいてリズムを繰り出すのも面白い。何でも楽器になるんだーというのは、ロバの音楽座もそうだった。身近な形あるものだけでなくて、風とか空気とか、星や月さえも音楽に巻き込んでしまえるとしたら楽しいな。こんばんは十六夜(いざよい)月でしたね。
・一期一会の熊会でした。参加されたみなさん、面白かったですよね。また呑もう」

・チューリンガっていったけ?ブラジルの一弦の楽器、石で叩いて音をだす。ベクトル先生のおはこだったな。
by issei_tachikawa | 2013-11-19 20:51 | バンド・演劇・大道芸活動 | Comments(0)