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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

福島第1原発3基水素爆発と4号基処理で分かったこと(その1)

痛い教訓でした。チェルノブイリの後、全国でたくさんの女性がリードした反原発運動が起こり、300万筆の署名が集まり、「日本の原発も危ない」という警告もたくさん発せられたのに、何も反省せずに原発を作り・売り・それで大もうけ(1基4000億円以上)してきた人々は、改めて心の奥底から謝罪するべき時です。
そしてマスコミ、「チェルノブイリとはタイプが違うので日本の原発は安全です。」という電力会社(沖縄以外の9電力)の言い分を垂れ流してきた大新聞(読売・産経・日経)とテレビにも大きな責任が発生しています。
分かったことがたくさんありすぎるので整理します。
1つ、これだけ創られてしまったのは、推進側だけの責任ではなく、「安全デマ(ウソの報道であり「神話」ではありません)を信じたり、うたぐっても効果的な行動してこなかった日本人(イッセーも含めての話)全体にあります。「敗戦」処理と対米関係も本質は原発・戦争同じですから、もっともっとドイツに学ぶべきです。ドイツは2022年までに全てに原発を廃棄すること、自然(持続可能)エネルギーの割合を・・%に増やすことを決めています。みどりの党も活躍していますが、政権党首はメルケルですから、日本なら自民+公明でしょう。
2つ、東京電力のうそつき・無責任体質、変っていません。なぜか?!どんな犠牲を払っても彼らは遠隔地でしかめっ面して「・・・の振り」しているだけ。要するに命がけではない。命がけは、原発関連労働者と付近の生き物達だけです。この点では霞ヶ関で料亭政治にうつつをぬかしている政治かも同じレベルです。この事実から何を導き出せばよいのか?
3つ、川内、高浜など再稼動が画策されている。これも2つ目と同じ理由が背景にあります。経済優先、人の命が感じられない、遠隔地決定の結果です。安倍総理の官邸横にはつくろうとしませんし、つくりなさいと決定されても彼は逃亡するでしょう。ようするに福島だけではなく、福井もどこも過疎地に原発というのが、アメリカのいいなりになって、原発を推進してきた利害関係者のずるがしこいところ。電源三法か、ほんとうにずるがしこい人々の作品です。明治維新前後の展開(戊辰戦争敗北地域に原発が全てではないが多くが集中している!)を思い出すこと。原発も戦争も本質は、「内部矛盾の外部への転化」なのです。「差別の構造」と言い換えることも出来る。東電の経営者・労働者はいつも安全地帯で論議しているだけです。やばい時に逃げる順番は上から、です。インパール作戦なんかはその象徴です。時間がなくなってきた。まだ未完です。まだまだ書きたいこと、書くべきことが山のように見えます。負けないぜ。
by issei_tachikawa | 2015-03-11 17:16 | 脱原発・自然エネルギー産業の拡大 | Comments(0)