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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

自立と一人前

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人は何をもって自立しているとみなされるのか?
1つは、こころのありかたかな。これってむずかしいな。外出、旅行、意思決定などでかならず他者の存在がほしいひと、依存的というのかなー?協働性についてはどうかなー。
2つ、経済は比較的わかりやすいかも。ビジネス世界で、補助金・寄付金・ボランテイに頼っているNPOなどは非自立とみなされやすい。個人の家計でも、おやのすねかじり続けている間は非自立に分類されるだろう。
3つ、政治ではどうか。7月に行われる参議院議員選挙、自立した選挙民は自分の判断で議員をえらぶ。非自立の人々は、マスコミにおどらされて、右往左往しがちである。安倍内閣の支持率なるものに日本の有権者の自立度が現れる。
比べて、一人前という尺度をあてがうと何が見えてくるか?
1つ、自立していても一人前ではない場合がある。たとえば経済、いちおう親から独立して働いているとする。でも預貯金はできない。足りなくなると親に頼んで借りたり、もらったりでは、一人前とはみなされないだろう。一人前になるって何なんだろー?
人はみな人の存在を前提にして生きている。いいかえれば1人ではいきていけないのが人の宿命、「人間とは社会的存在のアンサンブルである。」とマルクスはいっていた。
脳科学では「ニューロン」が発見されている。他方で、「共依存」なんてことばもある。アルコール依存症の友人にニコチン依存症の友達が寄り添う状態がそうだといわれることもある。
でも、人はあるいみ誰かに、何かに依存して生きているのではないかという気もする。
わからなくなってきた。一人前って何なんだろー。こどもらを一人前に育てるにあたって、大人の方も足元を見つめなおした方が良いと思う。
儒教道徳、侍精神、日本思想のなかに、なんらかのヒントはないのだろうか???
by issei_tachikawa | 2016-04-14 22:52 | イッセー心理学、行動哲学、唯身論 | Comments(0)