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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

福島第1原発、作業員1人死亡、これからが心配です

福島第1原発、作業員1人死亡、これからが心配です_c0219972_142591.jpg作業中に体調不良訴えた60代男性が、搬送先の病院でなくなりました。2011年5月14日 午前6時50分ごろのことです。
「東電によると、男性は作業中に体調不良を訴え、医務室に運ばれたが意識不明の重体となった。中継地点となっているトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で医師の診察を受けた後、同所から8時35分に救急車で福島県いわき市立総合磐城共立病院に搬送されたが、9時33分に死亡が確認されたという。」

恐れていた事態です。いままで」「チェルノブイリと福島は違う」と強調してきた人々の想像力と良心に問いかけます。なくなった方は、東京電力福島第1原発の集中廃棄物処理施設で、電動のこぎりの搬送作業をしていた協力企業の60代男性です。「搬送先の病院で死亡した」と報道されていますが、どこに搬送されたのでしょうか不明。それから「身体に放射性物質の付着はなかった。男性に外傷はなく、持病などがなかったかなど確認を急いでいる。」とも報道されています。
「小山センター長によると、搬送された男性の被ばく線量を計測した結果、福島県が定めた除染が必要となる基準以下だったという。」という報道もある。これでは、何とかして自己責任にすりかえて責任逃れをする東電の思惑にのってしまう。

だからんなんだという視点をしっかりもってマスコミを監視すること。

原発に殺された事実は動かせません。これは感情論とかイデオロギー攻撃ではなく、今の作業に実態に関して国民すべてが事実を押さえておくべきだということなのです。
「防護服」などと新聞が平気で使っていますが、「何を何からどうやって守ってるのですか?」聞けば、「放射線は防げないのです。」という答えが出る。厚い鉛の服を着て作業す事など不可能です。要するにただの作業着と大差ない代物を着て作業しているのです。
それに放射線カウントも相変わらずいい加減で、「おれたちがやななければだれがやる」的な犠牲的精神で従事している人だけではなく、遠い関西から「レストランで清掃の仕事、1日◎十万」とかで連れてこられたという話や、昔の上司から頼まれてしぶしぶ参加している人だっています。
これまでの食事は、1日2食、クッキーとか缶詰とかカップラーメンとか、本当に気の毒です。

第1原発の「メルトダウン」が確実です。なのに放水続ける。どう考えてもおかしいでしょ。原発推進、反原発、どっちの立場でもかまわないので、廃炉を前提条件にした対策を提案できる技術者・政治家・企業家はおらんのか?おれは「ある種の鉛つぶを上から無人ヘリでぶっ掛けて海の汚染を止める」という案に賛成です。
その場合、水とのバランスが問われますが。わからなかったらフランス、北米には達者な技術者がいるから教わるといい。国家のメンツ、党派的利害なんてショーモナイモンは捨てて解決を図るべきです。

いつまで「特攻隊精神」にたよってるのか、これでは正義感にもえる作業者の命が浮かばれません。

 
by issei_tachikawa | 2011-05-14 13:28 | 3.11が問かけること(自然災害、原発) | Comments(0)