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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

ドイツと日本、比較しながら考える

ドイツと日本、比較しながら考える_c0219972_213614.jpg・小学生でも知ってる事実:第二次大戦では、三国同盟を締結していた。しかし、日本にヒットラー型の独裁者は存在しなかった。日本の政治的文化史の特徴、鎌倉幕府以降の征夷大将軍でさえ天皇の宗教的な祭儀権、国民統合力に依存しないと政治的権力奪取と維持できなかった。これって今も本質的な変化なし。
・大陸観念論と唯物論、近代哲学の系譜。デカルト、カント、ショーペンハウアー、ライプニッツ、ハイデッガー、ニーチェ。
ヘーゲル、フィヒテ、シェリング、フォイエルバッハ、ルーゲ、バウアー、ヘス、シュトラウス、マルクス。経済的に先に発展したイギリス、政治的に過激なフランスに比べると、どちらも後進的だった(といわれるが?)
「西田哲学」からさかのぼって、本居宣長に行き着く。『玉くしげ』(岩波文庫 黄 219-5)探してみたら、絶版くさい。どなたか持ってませんか?
・環境先進国ドイツ、ほんまかいな?どうも最近ますます疑り深くなっている自分を発見する。何が先進なんや?リサイクル率、リユース活動の普及、ごみの減量経年変化と廃棄物前年比等などが気になるが、すべての基準を疑うと、一国評価にも影響してくる。ひとつ言えることは、自然破壊のすさまじさは日本の比ではないこと。マルクスは「自然の変革は自己変革の前提だ。」というようなことをいっていた。(『経哲草稿』)
・いきなり3.11以降の話。メルケル政権は、原発17基全廃を決定。2022年までに目標達成する計画を作成したという。管政権は、G8向けのいかにもアイマイモコとした計画のレベル。せっかく浜岡停止しても、他が地震・津波・テロでやられない保障はない。54基全て停止してから論議しないと危ない。命が先決。
・ドイツでは、昨日20万人近い脱原発パレードがあった。ユーチューブで見ると、デモは道路いっぱいに広がって進んでいる。日本では何万人集まっても、数百名づつに寸断されてすすむので、歩道から見た印象は「なんやすくないやんけ」である。
・この違いは、緑の党がしっかりと国会内で活動しているかどうかに関係していると思う。3.11以降原発のこと、被災者のことを真剣に考えている日本人は増えたはず。この市民意識の高まりを、何とかして1000万署名、国民投票、2020年までに廃炉決定にまでもっていきたい。
そのために必要なのは何か?1986年チェルノブイリ以降の反原発運動で活躍した皆さん、その後何人の人をこちら側に招きいれましたか?活動家層の開放性、積極的な宣伝・説明のエネルギーを充填させなくては。
原発論議だけで人の心をつかめるのか?答えはメイビーノー。人々の感性に訴えるような活動が必要です。もちろん利益誘導もね。CB(コミュニテイビジネス)としての再生可能エネルギー生産と分配事業⇒脱原発運動も有りなのではないか?

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by issei_tachikawa | 2011-05-30 16:03 | 国際政治(歴史、原理) | Comments(0)