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by issei_tachikawa

米の残留放射能検査結果の予想、検査そのものについて

米の残留放射能検査結果の予想、検査そのものについて_c0219972_8585993.jpg結論は、少なくとも政府の暫定基準値は超えないだろうと思う。

残留農薬について、農林水産省の検査結果を1998年から2011年まで追ってみる。対象は、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調整剤など、ジニテフラン、トリシクラゾール、フサライド、ブロモブチドなど聞いたことのない薬品名が並ぶ。

国内産、輸入米(北米、インド、タイ、中国、パキスタン)について、基準値を超えた事実はゼロなのです。実は、1970年代の未だ農薬の空中散布が批判されていた頃に調べた結果もシロだったという本が農文協から出たことがあります。著者は渡辺・・とかだったと思う。

その本はほとんどの生協や自然派のグループのリーダーからは無視されたと思います。彼は、「無農薬とか言って差別化するのはおかしい。慣行米に比べて高い値をつけるのは間違いだ。」といいました。そのほか、低温殺菌牛乳、石鹸洗剤、自然塩なども攻撃していました。脱農薬の運動が目指すものを誤解して(または産業界の利害を弁護して意図的に)批判するので無視されたのでしょうか?

今回の検査対象は放射能ですから内部被爆、特に子どもや妊婦は特に要注意なのですが、僕には米に対するある種の霊感が生まれています。「出るはずがない。」「出ないでくれ!」

牛肉に関しては検査自体が無意味・気休めです。そんなことより「生産者の損失全額保障」をするべきです。詳細に関しては8月3日ブログで書きました。
米に関しては、少なくとも政府の暫定基準値は超えないだろうというのがイッセーの見込みです。玄米の殻の周りにはフィチン酸など数種類の発芽抑制物質がついていて、殻と長い茎と根っこが放射能だけでなく中のお米を守っている。なぜか神田川(ダイオキシンとか有害物質の貯水池)で生き延びている真鯉を連想します。

日本人の主食であるお米、その神秘的な存在をもう一度見直して、育ててくれる大地、清水、太陽、雨、林、そして世話をしてくれる農家のみなさんへのありがとう・いただきますを忘れないようにしよう。極端な話、他の全てが食えなくなっても米と水さえあれば大丈夫です。もちろん極論ですよ。そのくらい追い詰められているといっても過言ではない。政府の検査など疑ってかかる方が間違いないと思います。
by issei_tachikawa | 2011-08-08 07:59 | 3.11が問かけること(自然災害、原発) | Comments(0)