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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

中澤さんから学んだこと(続き)

中澤さんから学んだこと(続き)_c0219972_1056579.jpg・9月初めにすい臓がんで医師から余命3ヶ月宣告され、「抗がん剤」等で治療してもせいぜい3~5ヶ月の延命効果しかないだろうといわれた後の「自己コントロール」力には、もう脱帽するしかない。思いっきりが良い人、いや本人や奥様の心中定かでないが、少なくとも周りに弱さをさらけ出すことなく、自分のやってきたこと、思いを再整理して、今生協が直面している問題を整理し、「このままではあと何年かで君たちはつぶれる」と警告を発して、これから取り組むべき課題をわかりやすく伝えようと努力している。本当に生一本、わかりやすい、誠実の塊みたいな人だ。医者に患者の命の継続期間を宣告する権利はあるのだろうか?例え現状が厳しくとも宣告があてにならないことが証明されることを祈っています。(天命、寿命)
・『これから生協はどうする』(社会評論社、2011年12月15日)一挙に読みきりました。
感銘を受けたところがたくさん有りましたが2つに絞って書きます。
その1.こんせん牛乳(11ページ)、笹神村との米産直(93-103ページ)、共生食品無添加豆腐の開発ドラマ(108ページ)などです。常識的な思考、役所からの規制に抗っても自分達の(組合員のために、生産者のために)思いを貫いた仕事精神がすごい。共生の三澤社長は、うどん等メン類のメーカーだから豆腐作る技術はおろか設備も無いのに、①100%国産大豆②凝固剤はにがりだけで③消泡剤不使用の④組合員に支持される価格の豆腐をつくってくれというのだから、普通の企業なら逃げる。逃げなかった三澤さんもすごいが、それを頼み込んだ中澤さんの気迫もすさまじい。そして欠品が続いたり、届いても不具合の豆腐でも買い続けてくださった組合員もすごい。このつながり、人と人との信頼関係、市場外流通の伝統、思いを今の商品開発にどう継承するのか?課題ですね。
その2.彼は学生時代アナキズム同盟をたちあげて当時の新左翼、旧左翼の思想的・理論的な間違い(と思われる)点をクリアに摘出した。中でも階級の消滅が国家の廃絶につながる」という点の、あまりの楽観主義と誤魔化しを鋭く批判した。市場経済をどうするかについても「共産主義者」は見通しを誤っていると批判した。今ではぼくも同感だし、ある意味当然の指摘だとも言えるのだが、当時はなかなかいい辛い雰囲気が支配していた。その中でかれはブント(共産主義者同盟のなかのいくつかの分派のみなさん)と共闘を組む。まさに「小異を残して大道に就く」だった。そのかれの心性が、「月の光のような生協事業と活動」というコトバに表現されている。(173ページ)
麻雀師のタイプに分けると、スティーブと中澤さんに振込み覚悟の役万追求型(24時間交感神経・顆粒球過剰緊張)の共通性を感じますが、下山さんは、、ダマテン型(副交感神経・リンパ球重視)、わかりづらい。しかし全体を見て先を読んだ経営方針を出す点では2人は結局「個配と連合会法人化(全部の地域部会の統一)で手を組んだ。その結果が10年以上の事業躍進だったわけだが、暮らし課題解決事業がセカンドステージ事業における地域での連携協働という形で、初心忘れず事業の地域面展開につなげるべき時代に来ている。3月11日を忘れないで、粛々と仕事をこなしていこう。パルシステムは地域暮らし協働事業で働きます。ぼくも生涯現役を楽しみます。奇跡を起こすのは自己自身の細胞再生力です。それを促すのは酵素・微量ミネラルパワー、癌細胞とNK細胞&ヘルパーT細胞、樹状細胞など免疫チームのタタカイの最終決着は神の御心かもしれません。人知を尽くして天命を・・
by issei_tachikawa | 2011-12-03 09:49 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)