歴史を振り返る意味について
2013年 04月 09日
シバリョウタロウを思い出した。中根さん(元セカンドリーグ運営委員会委員長)のある瞬間の表情がそっくりだというコトをブログで書いたことも何かの縁かもしれない。さて何か読もうかと書棚を探したが、なんと『最後の将軍』があるはずなのに見つからない。シバのシってのは、司か志かもこころもとない。つまり今までの人生で、彼の作品と出会うチャンスがあるようでなかったと言う事実を発見した。
そこで近所の本屋から『人斬り以蔵』を買ってきて一気に読んだ。といっても短編だからある意味とうぜんすぐに読み終えた。感想を1つ。武市半平太と西郷南州(タカモリ)の性格、人望比較が面白い。武市は、私生活においても清廉潔白、女関係に隙が無く、真面目な仕事人だが、周りに対しても厳しく、いつも彼の顔色を伺いながら仕事する人が多い。イゾウもその1人だった。
比べて西郷は豪放磊落、いつも先を読み、全体を見ながら、ユーモアまじえて人を組織していく。
武市はある意味、ステーブ・ジョブス的に描かれてぃる。いつも交感神経が過剰に緊張していて、周りにいる人間は気が抜けない。冗談が通用しない感じなのだ。仕事の成果は出るが、ストレスいっぱい、マイナス思考、体温は下がり、当然免疫力も下がる。がんに侵されやすくなる。なんのための仕事なのか?
話変わりますが、東大全共闘の一部(小阪修平さんなど)がやった、三島由紀夫さんとのバリケード内(教養部の209講堂)討論会をユーチューブで見た。三島さんの表情には、死を決意した人特有の吹っ切れた感じ(覚悟)がかいまみえる。笑顔やいいまわしが魅力的なのだが西郷どんのようなスケールと人望は感じられない。政治家と文学者、短絡させて比較しては双方に悪いのでこれでやめておくが、今に生きる西郷南州と考えたら2人が思い当たる。
山本哲郎さん、賀川豊彦さんである。いろいろ考えていたら、書店で『1968年』と題する小熊英二さんの本を見つけて立ち読みした。1968年のタタカイは実はこれからなのではないか?と感じる。ベトナム戦争に対して身を挺して反対した経験が、これから生きてくる。歴史の勉強は、今を問い直し、これからすみやすいチイキを創造していくための手段なのではないかと感じる。共にあゆまん。ゆっくりと大地に根をはりながら。

