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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

病は気からの意味?

病は気からの意味?_c0219972_19173982.jpg胃がん宣告、ゼンテキ手術で回復している77歳男性と樹まぐれで話し込んだ。

どう見ても健康そうだ、「癌ではなくて・・もどきだったのかもしれない、いやそうにちがいない。またか!」と思う。「喜寿のご褒美ですねー。」など言う冗談もかます。

「早期発見早期治療はラッキーではないのか」、近藤誠の問題提起が頭を横切る。彼曰く「癌だったら全身転移するので3大療法なんかでなおるはずがない。治ったと思われているのが癌もどきではないか。」と。

しかし逆に放置していたらどうなったのかについての想定はどこまで言っても仮説のまま。だから論争に決着つけるには、いくつかの実験が必要である。

ところで、「気」は本来「氣」と書かれていた。いつのまにか米⇒〆るに変化してしまった。食の欧米化の反映か?
いずれにしても、病は気からといえば気力のことを思う。気をたしかに、もうあかんとあきらめたら本当にだめになる。いやまだまだだと気張ればなんとかなる。家族・友達の励ましが病者の寿命を延ばす。ということだけだったらなんのことはない、ただの精神論やないかとなる。今時神風云々の話でもあるいまいに・・

だが「気」の中身は、気分、交感神経と副交感神経の話につながる。双方のバランスが免疫力を規定する。交感神経の過剰緊張長時間持続型生活は体温を下げ、白血球のリンパ球の動きを鈍くして、細胞の代謝(自然死と新生)を阻害するので免疫力を下げて生活習慣病にかかるリスクが高まる。真面目なサラリーマンが気の毒だ。そして部下を信頼して仕事を任せられない出たがり経営者や上部管理職もあぶない。

逆に副交感神経の方が働きすぎると身体もこころもしまりがなくなる。発ガンリスクは低下するかもしれないが(厳密にはわかりません、ひとそれぞれ、ケースバイケース)、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクは減らないだろう。

これらのバランスは意識操作(自己コントロール)でなんとかなるのだろうか?イエスをだすのが安保・福田理論だが、いっせーには良く分かりません。

「病は気から」を前向きに解釈するのであれば、健康論議や健康志向からもっと自由になるほうがよっぽどおもしろい人生にできるような気がします。「気」の中には、医者や病院への依存的考え方も入ります。健康か病気かを健康診断結果数値で判断し、2項対立的に認識して、不安から自由になれない現代文明人の発想そのものが病気の原因ではないかとすら思えるのです。

もっと病気から学ぶべきです。ほとんどの病気は自分で防げます。逆に自分が自分で病気をつくることさえできるのです。「病は気から」の意味、少しは伝わりましたでしょうか?
by issei_tachikawa | 2013-10-07 18:58 | 気・血・道 | Comments(0)