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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

心に染み入る話(「体罰」?、林竹二、奥崎謙三、渡辺正)

心に染み入る話(「体罰」?、林竹二、奥崎謙三、渡辺正)_c0219972_22242550.jpg逆から話そう。伝わらない話し方。くどい、ながい、何が言いたいのか焦点がぼけている、声が拡散してでかい(しまりのない声)、理屈っぽい、たいそうな話し方、洋行自慢型、今や世界の情勢は型などなど。

これらに比べると、小中学校で教わった先生方は熱血漢が多かったのか、おれがワルすぎたのか?聞いてみたいところですが、とりあえず今日は自己分析です。

小学校4年~中学校3年まで、全ての担任に殴られた。原因についての詳細は省略しますが、非は自分の言動にあり。それと野球部の顧問にも、枯れた竹の鞭のようなもので顔面をめがけてやられそうになったが、これは避けられた、というよりさすがに当てるつもりはなかったのだろうとは思うが。

いずれにしても、かけられた言葉は覚えていないが、彼らが身体をはって何かを伝えようとしていたことはくっきりと体が覚えている。親に垂れ込むことはなかった。教育委員会もノータッチだった。もちろん職員会議で問題になることだってなかったのだと思う。先生になぐられて自殺する子もいなかったと思う。

3人からの心に染み入る話(林竹二さん、奥崎謙三さん、渡辺正さん=仮名)
林さん(故人)は、60年代末宮城教育大学学長だったが、全共闘に連帯して職を辞されてから、小学校・夜間中学高校、朝鮮高校などを巡回授業していた。なんとテーマは「ソクラテス哲学の現代的な意義」、子供に伝わるはずが無いというのは、大人の認識不足で、子ども達が先生の話に食い入るような目が印象的でした。

この授業体験を大学祭で聞いた。講演に集中していて先生が「あっ時間がありませんね。」とおっしゃってご自分の時計に目をやった瞬間ぼくも実時間を意識したのですが、何と3時間たっていたのです。「教えることは学ぶこと」、「学んだことの証しは、ただ一つで、何かがかわることである。」これが話のエキスでした。

奥崎さんは、皇居パチンコ玉闘争の主でしたが、神戸大学正門前で、自動車のパーツ販売をしていました。店の前には、安保粉砕・天皇制打倒、ベトナム戦争阻止と書かれたたて看板がたっていました。これで商売になったのだから時代ですねー。

彼も大学祭に呼びましたが、「すきなだけしゃべらせないといかない。」ということだったので、彼の意向に沿って始めたら、何と5時間以上、おそらく6時間くらいしゃべり続けて、大講堂に300人くらいいた聴衆のうちで、最後まで残ったのは7名、そのうち2名はうつぶせに寝ていましたし、5名中の2名は主催者だったというすさまじい結末でした。

最後になりますが、渡辺さんからは、元特攻隊員の彼が転じて共産党員になり、生涯(今でも)熱心などぶ板的日常活動に専念されている話を伺いました。

こういう話は、学校の授業ではなかなか聞けませんね。レールから脱線して進んできたヤクザもんの特権でしょうか.
by issei_tachikawa | 2013-11-12 22:14 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)