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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

心の奥底から追悼、むのたけじさん101歳がなくなりました

心の奥底から追悼、むのたけじさん101歳がなくなりました_c0219972_8492267.jpgむのさんは、新聞記者として侵略戦争に加担した人間としての罪意識と戦い、肯定的取材した反省から、故郷の秋田県で週刊新聞「たいまつ」を発刊しながら反戦を訴え続けました。
21日午前0時20分、老衰のため、さいたま市内の自宅でなくなったことを今知って、急ぎブログ掲載しています。葬儀・告別式の日取りは未定。後日しのぶ会の開催を検討しているそうです。
 東京外語大卒、太平洋戦争中に朝日新聞記者として海外特派員を務めましたが、敗戦と同時に退社。1948年、秋田県横手市で「たいまつ」を創刊し、反戦・平和や農村・農業、教育問題などで評論活動を続けていました。
 彼について知ったのはごく最近、『のんびり』という雑誌の対談でした。「(藤本)今の時代だからこそまだ、そういう(ニューヨークタイムズや『たいまつ』を指している・・・挿入者はイッセー)地域の新聞やメディアが果たせることがあるんじゃないかと。(むの)前略・・地域の新聞ヤメデイアでは、読者側が同時に発行者にもなれるの。読者と発行者の共同作業が大切なの。大新聞社が、新聞売って儲けるでしょ。これでは仲間じゃないもの。だもんだから、軍部が恐れるような力を生めなかったの。この格好のままじゃダメ。ところが地域新聞は、それにこだわらないもんね。なんでもやりたいように試してみる。」
 ちょうど昨日、メダカヤ(イッセーと3人ためどしの、林夫妻がやっている隣町の環境市民グループ)林君ちで、「むのさんっていい顔してるよね。101歳だって。すごいね、おれらもあんなふうにとしとれたらいいね。」って話していたのです。それから、体調不良でお休み中の神馬君ちに、『のんびり』を届けて、むのさんのインタビュー記事だけコピーして、自宅のPCルームの壁に張ったのが昨日だったのです!なんという偶然の一致。虫の知らせ?かもね。
 反戦魂貫いた新藤兼人監督、小金井で九条壊すな署名を1人で90万(?)筆も集めて86歳で亡くなった男性、タタカイ現場のリアルを撮り続け・報道し続けた福嶋菊次郎さん、などなど日本には心底尊敬できる先輩がおる。
 イッセーの通信、たいしたもんではありませんが、月1回ペースで41号になりました。目高や通信は1000号(!)に近づいています。3人で「生前葬」(75×3=225歳)やるつもりです。
◎台風9号接近ですが、さんきゅうカフェは営業します。「ザ・タイフーン・ウオント・ストップミー」(雨にも負けずのアーサー・ビナードさん訳)ただし、危ないので旗や看板、スロープは台風去るまで出しません。けど営業してるからね。
by issei_tachikawa | 2016-08-22 08:36 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)