1つめ、保坂正康『近現代史からの警告』(講談社):この間の政府・マスコミ・医師会(センモンカ)・野党の含めて国民を洗脳してきたやり方が、ファシズムに似ているという認識で面白いと思って読んだ。太平洋戦争の反省点①から⑥(227頁)に触れた後で、「東条と安倍」との共通点を指摘する。コロナを敵としたり、対コロナ戦争などという表現は間違っていると思うが、「状況分析(相手を認識不足、または過大・過小評価)の間違い」を共通点に挙げているところは同感である。騙されるな!
2つめ、中屋敷均『ウイルスは生きている』、これ1冊読むだけでも、事実認識が深まり、大したことのない風邪もどきに対応する、ベターな言動のイメージがわいてくる。
3つめ、文芸春秋7月、8月号はなかなか読みごたえがある。なかでも
①柳田邦夫「危機管理のありかたを問う」
②上田ピーター「スウェーデン集団免疫作戦のウソ」
③本庶佑「東京五輪までにワクチンはできない、ノーベル賞学者からの警告」がおすすめ。
安易な国際比較、とくに国としてのコロナ対策の是非などのはやとちりは、人類史でわらわれるだけであろうことを証明してくれている。カテゴライズしていては、事態の本質はいつまでも明らかにならない。もっと素直に、肩の力抜いて、個別に迫ろうと。
『土と内臓』、『GOWILD野性の身体を取り戻せ!』とかヨーロッパ人が書いたものも何冊か読んだが、大したことありませんでした。もちろん、勉強にはなりましたがね。自然と人間などという構えが、事の本質に迫る場合の手かせ足かせになっている?
あとずいぶん前に読んだ本も読み直してみて、まあこの間のイッセーの主張も完ぺきではないが、おおむね方向性は当たってるのではないかとおもえました。
簡単な紹介だけで失礼しますが
中村仁一『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(自然死のすすめ)幻冬舎
田沼靖一『ヒトはどうして死ぬのか、死の遺伝子の謎』(同上)
畑中正一『ウイルスとガン』(岩波)
マイケル J.ベントン『生命の歴史、進化と絶滅の40億年』(丸善出版)
近藤正二『日本の長寿村・短命村』(サンロード出版)
カテゴライズ粉砕の立場から読むと気持ちがすっきりして、まだまだこれからこれからの気分になれます。「男性よりも女性の方が長生き」って思いこんでますよね、それも悪しきカテゴライズの一例です。近藤先生は35年以上ものフィールドワークで「女性の方が短命」の村を見つけて、徹底したヒアリングの結果わかったことなどを作品にしています。日本のレヴィストロース?医学界の宮本常一?