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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

さんきゅうハウス仲間の想い出第4話:江川清さん

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彼はこの世から旅立ちましたが還路にあると信じています。それくらいに重たい存在でした。関係者全員にとって。
さんきゅうハウス1号館の近所に住んでいた江川さんは、青島さんの介護にも加わりました。ごみの始末、下の世話全て完璧でした。そして今の羽衣町に移転した直後、さんきゅうハウスのガードマンでした。3人でやったのかな?江川、神馬、杉本、グリーンのベスト姿でガードマンポーチもって倉庫の前に立っている彼に話しかけるのは少し勇気のいることでした。
ぼくでも怖いのですよまじで。あとでわかったのですが、かれの親父はベトナム戦争で砂川基地にいた米兵とのこと。だからなのか彼の眼は水晶みたいにブルーでした。
気心知れてから、ヒューマンライブラリィの講師に頼んでから彼の話を何度聞いたでしょうか?エリザベスサンダーホームで育った、親父の顔は知らない、再婚したおやじともあまり縁は感じないし、母(かあちゃん)の面倒見ていたらあっという間に50歳越えていた。
丁度会社で首切りあって解雇されてから、自分のことより母親の面倒見るのが日常になっていって、イエスとも出会えた。出張で行ったブラジルで日本人女性牧師(松本さん?)と出会い教会に通った。
お母さんが亡くなってからは、街中で暮らす意味を失ってしまって、多摩川の「猫屋敷」に暮らした。そこは仲間同士の助け合いがリアルに感じられる、いわば天国だったと彼から聞きました。
100kg近くあった体も、一日一食、それもカップラーメンに河原の食えそうな雑草入れて食う生活で、30kg以上減ってしまい、さんきゅうハウスと出会った。
右手親指と人差し指が不自由でした。指がまともに動かない。リュウマチ?固まってるので手袋がはめられない。気の毒だというので愛子さん(菅原)が手袋編んでくれたね。
70越えると心はしゃきっとしていても体が動かなくなる人が多い。江川さんもそうでした。なのに自転車に乗ってボランテイア活動に余念がありませんでした。
けんじ、いつも「たばこちん」だったな。火葬場からカフェでお清めに帰ってきたら、ちょうど営業日だったとはいえSORAちゃんがいたのでたまげた。彼女曰く「江川さんに会いたくなったんで」と。虫の知らせ?どなたかのお導き又はお引き合わせ?詳細に関しましては、『さんきゅうだより』2023年2月号に掲載しています。
もっと長生きしてほしかったのですが、羽衣福祉センター前での「自転車衝突事故」で寿命が短縮してしまった感がります。
中央線ガード方向からチャリで来た彼は、逆方向から来た女性のチャリを避けようとして転倒し、腰など3か所骨折しました。なのにその翌年のお雑煮会には病院から車いすで参加したんですね。
その事故以来、入院が続いて、ついに院内脳梗塞でした。運動不足とストレス、画面見てこれはだめだとおもいましたが、かれは「退院したらさんきゅうの近くに住みたい。今のアパートでは遠すぎるんで」とおっしゃる。探しましたよ帰ってきてくれることを信じて。でもだめでした。脳梗塞、去年74歳。
彼のことを「偽善者」という人もいます。理由聞けばわからないこともないのですが、その事実を江川さんに伝えても決して非難はしないでしょうね。「あいつにはあいつの判断理由があるのさ。みんなそれぞれつらいじんせーいきている、おたがいさまだよ。」ってね。羽衣福祉センターまえで彼が目の前で倒れたのを知ってか知らずか?僕が駆けつけた時には姿が無かった女性についても、江川さんは非難するどころか、むしろ「だいじょうぶかなーあのひと?」って気を使ってました。いつでもどこでも「人の笑顔」優先なんだね。江川清さん、やすらかに。
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by issei_tachikawa | 2023-06-11 15:49 | さんきゅうハウス・カフェ・対抗文化活動 | Comments(0)