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どうせやるなら気持ちよく、地域家族へ


by issei_tachikawa

カテゴリ:尊敬する日本人(そんにち)シリーズ( 23 )

c0219972_1056579.jpg・9月初めにすい臓がんで医師から余命3ヶ月宣告され、「抗がん剤」等で治療してもせいぜい3~5ヶ月の延命効果しかないだろうといわれた後の「自己コントロール」力には、もう脱帽するしかない。思いっきりが良い人、いや本人や奥様の心中定かでないが、少なくとも周りに弱さをさらけ出すことなく、自分のやってきたこと、思いを再整理して、今生協が直面している問題を整理し、「このままではあと何年かで君たちはつぶれる」と警告を発して、これから取り組むべき課題をわかりやすく伝えようと努力している。本当に生一本、わかりやすい、誠実の塊みたいな人だ。医者に患者の命の継続期間を宣告する権利はあるのだろうか?例え現状が厳しくとも宣告があてにならないことが証明されることを祈っています。(天命、寿命)
・『これから生協はどうする』(社会評論社、2011年12月15日)一挙に読みきりました。
感銘を受けたところがたくさん有りましたが2つに絞って書きます。
その1.こんせん牛乳(11ページ)、笹神村との米産直(93-103ページ)、共生食品無添加豆腐の開発ドラマ(108ページ)などです。常識的な思考、役所からの規制に抗っても自分達の(組合員のために、生産者のために)思いを貫いた仕事精神がすごい。共生の三澤社長は、うどん等メン類のメーカーだから豆腐作る技術はおろか設備も無いのに、①100%国産大豆②凝固剤はにがりだけで③消泡剤不使用の④組合員に支持される価格の豆腐をつくってくれというのだから、普通の企業なら逃げる。逃げなかった三澤さんもすごいが、それを頼み込んだ中澤さんの気迫もすさまじい。そして欠品が続いたり、届いても不具合の豆腐でも買い続けてくださった組合員もすごい。このつながり、人と人との信頼関係、市場外流通の伝統、思いを今の商品開発にどう継承するのか?課題ですね。
その2.彼は学生時代アナキズム同盟をたちあげて当時の新左翼、旧左翼の思想的・理論的な間違い(と思われる)点をクリアに摘出した。中でも階級の消滅が国家の廃絶につながる」という点の、あまりの楽観主義と誤魔化しを鋭く批判した。市場経済をどうするかについても「共産主義者」は見通しを誤っていると批判した。今ではぼくも同感だし、ある意味当然の指摘だとも言えるのだが、当時はなかなかいい辛い雰囲気が支配していた。その中でかれはブント(共産主義者同盟のなかのいくつかの分派のみなさん)と共闘を組む。まさに「小異を残して大道に就く」だった。そのかれの心性が、「月の光のような生協事業と活動」というコトバに表現されている。(173ページ)
麻雀師のタイプに分けると、スティーブと中澤さんに振込み覚悟の役万追求型(24時間交感神経・顆粒球過剰緊張)の共通性を感じますが、下山さんは、、ダマテン型(副交感神経・リンパ球重視)、わかりづらい。しかし全体を見て先を読んだ経営方針を出す点では2人は結局「個配と連合会法人化(全部の地域部会の統一)で手を組んだ。その結果が10年以上の事業躍進だったわけだが、暮らし課題解決事業がセカンドステージ事業における地域での連携協働という形で、初心忘れず事業の地域面展開につなげるべき時代に来ている。3月11日を忘れないで、粛々と仕事をこなしていこう。パルシステムは地域暮らし協働事業で働きます。ぼくも生涯現役を楽しみます。奇跡を起こすのは自己自身の細胞再生力です。それを促すのは酵素・微量ミネラルパワー、癌細胞とNK細胞&ヘルパーT細胞、樹状細胞など免疫チームのタタカイの最終決着は神の御心かもしれません。人知を尽くして天命を・・
by issei_tachikawa | 2011-12-03 09:49 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)
c0219972_10413553.jpg・中澤さんはぼくにとって不思議な人です。彼は「多摩の天皇」という人もいたくらいにカリスマ的存在で、人に支持されたり支持したり、管理されたり管理したりになれていなかった1986年頃のぼくにとってはとても煙たい存在でした。近くにいる時はいつも交感神経を緊張させていました。たぶん多くの人をそのような気分にさせていたのだと思います。
・この点を、昨日の集まりで山本さんは、ステーブジョブスと中澤さんを比べての共通項として「嫌な奴」と表現していました。彼流(のぶじ語)の面白い言葉ですが、別の表現にすると、「組織にとって無くてはならない存在」ともいえます。「やるべきだとわかっていることをやらない集団にかつを入れる役割」を担う存在としてステーブと満正さんは共通する気質をもっていると僕も思いました。
・アップル社で勤務した人のメールをインターネットで読んだら、ステーブが去った後のアップル社は各自がタコツボ入りの仕事をしていて、無秩序そのもの、職場に犬をつてれくるとかインコが飛んでいたりという状態だったとか。ぼくのいた立川生協や北多摩生協の職員のマナーもステーブ無きアップルに少し似ていた(ぜんぜん違う部分もあったけれど)ところがありました。
・たとえば、僕は組織拡大の責任者でしたが、現場判断で車をペイントしたり、マイクでこんせん72牛乳新発売のアナウンスしながら配達したり、時にはFENの英語放送流しながら配達していました。市場のやり方も思いつき的で、個人班をがんがん増やしたりして、結果が良かったから批判されても動じませんでしたが、組織的な対応ができていませんでした。
・タッピに本部を移してから中澤さんに専務をお願いしてからいろいろ教わりました。「帰る時に机の上には紙1枚残してはダメだよ。」といわれてもぴんと来ない、でも従わざる終えない。それから1990年4月に連合会に移籍してまもなく、部課長制導入の提案をきいたときにも反発したことを覚えています。
・つまり今振りかえれば、「世間で常識的なルールを守れない人には世間をこえる生協はつくれないんだよ。そこを超えれば一周遅れのトップランナーを超えられるんだ。」というのが彼の主張だったのでしょうが、ぼくにはぴんと来ませんでした。この辺はまだ腑に落ちていません。(笑い)
・つまりぼくには立川生協とか地域生協を看板にかかげて、大手生協と競合していた頃の職場風土、無秩序の秩序、自立志向や改革行動は全否定するべきではなくて、今でも積極的に育てるべき地域力(多様性と独創性、面白さ)の芽を孕んでいたように思うのです。
・でも昨日の中澤さんの締めくくりの話や、発言された管野さん、長崎さん、山本さん、若森さん、川西さんらの話を総合してよく考えてみると、パルシステムって本当に多様な人々の集まりなんだなと感じるのです。面白い集団です。これからのパルシステムを担う皆さんが、中澤さんの産直商品開発現場での努力、鋭い指摘を真摯に受け止めて、これからの道しるべとして活かしてくれたらと願います。ぼくもセカンドステージ事業を支援する側から、命の続く限り自立と連携、愛と協働の活動を続けたいと思います。
・ステーブの残した金言は中澤さんの言葉に置き換えても十分生きてくると信じます。

Stay hungry stay foolish

ハングリー精神を忘れるな、バカ呼ばわりされても気にせず、信頼にこたえろ!自分を信じろということだと思います。

スティーブはこうも言っています。「今日で終わりだと思って仕事しろ。死ぬ気になれば何だってできるんだ。」と。彼は、曹洞宗(禅宗の一派、開祖は道元)の門をくぐって修行したこともあるそうです。
by issei_tachikawa | 2011-12-02 10:30 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)
c0219972_1444813.jpg・98歳の映画監督、「さいご」の映画(一枚のはがき)作り風景が紹介された。NHK3チャンで10:00~11:30まで。お孫さんの新藤風さんが健康管理・介助などのサポートをされたということ。
・テーマは戦争。それも「二等兵から見た戦争反対映画」だというのが面白い。テーマに反して戦闘画面はまったく出さない。ここに監督の罪の自覚、死者との対話、私たちへの伝言が表現されている。
・つまり、戦争とは家庭を崩壊させる犯罪だということ。新藤監督は土壇場で赤紙を受け取り、同期入隊者は100名、そのうち60名がフィリピンに派兵され戦死、30名は潜水艦で戦死、残った10名は宝塚で勤務になるがやがて4名が戦地に派遣され戦死したので、生き残ったのは6名になる。そのうちの1人が新藤さんで、今では生き残った他の人も全員なくなったので生存者は彼だけである。
・映画の中で新藤の化身たる啓介は、戦死した農民兵定造(当時40才)の妻(友子)から「何であんたは生きとるの!どうして死ななかったの?!」と追求され、くじを引かなかった自分を悔やみ続ける。人の生き死にの岐路(運命)が上官の引くくじで決まっていたのか?!この事実にはオレでも唖然とする。なにがお国のためか、戦争に「国防という正義」の理屈をつけて方向指示をする偉い人たちには、戦争の本当の恐ろしさがわからない。家で夫の死を知らされる妻、家族の一人が倒れると不幸の連鎖で家庭が崩壊していく。
・今また尖閣列島付近で中国と日本のトラブルが発生している。国土防衛が叫ばれる。憲法違反の自衛隊が堂々と外国に出て行く。このままでよいはずが無い。ぼくは1960年代の初めから戦争について考え始め、ベトナム、湾岸、アフガン、イラクとできる限り戦争反対⇒非戦争の意思をデモや文章で表明してきている。
・ベトナム戦争時のアメリカ国防長官 マクナマラ氏はベトナム戦争の歴史的な間違いについて著書で認めている。今またアフガン、イラクで本質的には同じ間違いが繰り返されている。沖縄は相変わらず米兵の思うがままの無法地帯である。比べてエクアドルはどうか?
コレア大統領の下で議会、マスコミ、識者、経済界、市民のすべてがひとつになって米軍基地を撤去させた。日本の防衛とはなにか。何から何を守るのか。戦争は実は経済的な利害実現の別の手段なのではないか?だとすれは兵隊を戦地に送り出して大もうけしている人々、営利企業が存在するのだ。新藤監督はもうすぐ100歳だ。映画制作はこれで終わりにしても、天寿を全うされることを祈ります。そして彼の問題提起に対して真正面から見つめて生きたいと思います。
(注)友子役は、大竹しのぶさん、僧侶で麿赤児(元状況劇場の役者)が出ます。友子の母役は、賠償美津子。
「今日は祭りですが、あなたがいらっしゃらないので、まったく風情がありません。」(1枚の手紙)
by issei_tachikawa | 2010-09-20 11:12 | 尊敬する日本人(そんにち)シリーズ | Comments(0)