
やるべきことより、やりたいこと。」(松本さん)
これまでの働き方や、動き方から変わっていくと言う。
肩の力を抜いて、勝ち組を目指すのではなく、感情を押さえて我慢するのではなく、役位や権限に過度に囚われず、どんどん伸びて、繋がって、広がっていく☺️
皆と同じように学校に通えない、好き勉強に出会っていない、同じ行動が出来ない、働きたいことと仕事が合ってない、心と体が合っていない、全てが平均点で無いと認めてもらえない。
これまで出会った多く方々は、一人ひとり個性があって、その方の得意な所、飛び抜けた能力を出せなかったり、認めてもらえなかったり。
それよりも苦手なこと、出来ないことだけで評価されて来た今までのコミュニティから、新たなコミュニティを自ら作るきっかけやサポートがセカンドリーグの役割です。
一人ひとりの凸凹があるから、人は助け合ったり、補いあったり。
そんなこと、当たり前と思っていても、競い合わせ、評価する社会、ここから変えて行きたいです。」(六角さん)

東京地裁で第3回目、意見陳述は昭和24年生まれ、岩手出身の女性。前回の神馬さんの陳述もそうでしたが、今回も身につまされました。彼女の意見陳述要約です。
「3人兄弟の末っ子、5歳で父を失い、33才時に上京し、57歳から警備会社に勤めたが心臓病になりやせる一方。さらにパセドー氏病と診断されて解雇され、今では年金と生活保護で暮らしていますが、100均ショップで買い物したり、業務用のスーパーで食品を買ってアンバランスな食事でも我慢しています。たまにはコンサートなどに行きたいとか友達に食事誘われても行けません。冬でもガス代節約のため入浴は週2、夏のエアコン電気代も高い。おまけに外反母趾のため自転車が必需品なのですが、古くなってボロボロ、それでも手元に残る金はないので、そのまま乗り続けています。
もう我慢の限界です。裁判官には国の過ちを認めていただくようにお願いします。」
被告側の弁護士は、支給金額減額の算定根拠について、今回もパワポ資料駆使して、理路整然と質問しています。
論点は2つで、1つは、支給金額変更について、今まで採用してきた「水準均衡方式」について、変更したのかどうか。物価水準については下落だけではなく上昇も考慮にいれるべきだった。
2つは、デフレ調整の起点を、平成20年に置いている理由は何か?平成19年に1.4%程度の物価上昇があったのに、それをなぜ無視するのか?物価の推移については、平成19年から24年までを問題としなくてはならないのではないか?
たしか前回も、その前も同じ質問が出ましたよね。厚労省側の弁護士は、こちら側の弁護士の質問に答えられていません。何回やってものらりくらりです。裁判長もあきれるくらいの体たらく、なんで支給額下げたのか?次回は9月4日ですが、被告(厚生労働省)側の弁護士は、7月15日までに書面で回答をよこすと約束しました。今度こそ約束を守らせるように圧力をかけていきましょう。
いやー何度か怒鳴りそうになる自分を押さえるのに苦労しましたよ。さんきゅうの仲間10名以上が、全国で展開している裁判の原告団に入っています。神馬さん(カフェのフロア担当)は副団長です。ともにたたかわん!
★先日研修に来られた大学生(4年生で就職先決定したと!)が傍聴にきてくれはったのはうれしかったなー。
★それにしても不思議なのは、被告(厚生労働省)側弁護士の、のらりくらり答弁、あほかと思うが、反面では意図的で最高裁で覆すことが出来レースなのではないかといううがった解釈もできる。砂川闘争時の「伊達判決」がそうだったではないか。
でもだからといっておれたちはあきらめてはいけない。沈黙は容認なのだから戦いに正義がある。必ず勝つ、必ず勝てる、必勝の信念なんてつぶやいてると、高校野球部のブソク(部則)みたいやなーと笑ってしまう。しかし当事者になってみればそんな冗談は通じない現実なのだよ、と自分にいいきかせる。「わかった。」と答える。
